簿記の仕訳がわからない理由は2つだけ。超簡単に仕訳が出来る裏技教えます!

資格の中でもコスパが良いと言われる「簿記」。

経理関係の仕事であれば実務に直結しますし、当然面接でも有利。しかも時間さえあれば独学でも合格出来る試験レベル。

非常に魅力的ですよね。

しかし、いざ勉強を始めてみると

簿記勉さん

何が「独学で出来る」よー!全然分からないんだけど!!

と嘆く人が多いのも、簿記の特徴。

そこで今回は『簿記が出来るようになる秘訣』について、世界一わかりやすくお伝えします!

この記事には

  • 簿記(仕訳)が出来ない理由
  • 出来るようになる方法(出来るために最低限覚えなければならない事)
  • 超簡単に仕訳が切れる裏技
  • 簿記の勉強方法について

が書かれています。上から読んで頂くのが好ましいですが、特定の目的がある方は↓の目次から該当箇所まで飛んでください。

※「簿記の勉強をしたけど全然わからない」という方を対象とした記事となっております。全く知識ゼロの方向けではありません

簿記が出来ないたった2つの理由

理由①理解しようとしている

初心者が簿記でつまづく理由の圧倒的第一位はこちら。

「簿記の用語や仕組みを理解しようとしている」です。

簿記の用語や仕組みは理解しようとしてはいけません。言ってしまえば、簿記は暗記科目です。

例えば「借方、貸方」という言葉の意味は考えてはいけません。

意味を考えると

  • なんでこの取引が「借」なの?!
  • どう考えても「貸」だと意味おかしくない?!

となること間違いなしです。

たまたま「借、貸」という漢字を使っていますが、言葉の意味や内容は全く別世界のものと捉えた方が無難。今までの常識や知識は全くアテになりません。

『人生で初めて遭遇した固有名詞』くらいの気持ちで向き合ってください。

簿記勉さん

理解しないと定着しないし、意味もないよ!!

と意気込むのは

簿記勉さん

春を英語でspringって言うけど、暗記じゃ意味がない!ちゃんと理屈を理解したい!

と言っているのと同じ事です。

理屈とか理解とじゃあないんですよね…

理由②暗記不足

理屈じゃ絶対辿り着かないようなことなのに、一生懸命理解しようとして泥沼にハマっていく。

初心者の陥りがちな失敗コースです。

よく

  • 借方と貸方のどっちがどっちか分からない
  • 仕訳で貸借どちらに科目を入れるかがわからない

と聞きますが、これなんかは典型的な例。

こんなもの考えても一生分からないので、ちゃっちゃと暗記してしまいましょう。

と言っても、暗記しなければならない項目は限られています。

この後、暗記するべきポイントもご紹介していきます。

補足:暗記じゃ実務で使えないんじゃ…

使えます。

暗記して、仕訳が切れれば実務で使えます。

きちんと体系的な理解をしなければならないのは

  • 大きめな会社の経理部長クラス
  • 会計事務所の監査担当者

以上のレベルです。

会計事務所職員(私)としては

Fuji

売掛金とか預金の処理が普通に出来るだけで、めちゃくちゃ助かる!!

という感じです。

いくら簡単な会計ソフトとはいえ「借方、貸方」「売掛金、買掛金」くらいは理解していないと入力が難しいので…

ちなみに、簿記3級のレベルは感は「簿記のルールを覚え、簿記に触れてみましょう」というくらい。

数学における「九九」みたいなもの。つべこべ言わず、とりあえず覚えて使えるようになることが重要です。

ここを覚えないと簿記は出来ない!そのポイント2つとは

ここからは「何を暗記しなければならないのか」という事を具体的に書いて行きます。

大きくは

  1. 貸方借方を覚える
  2. 科目の5分類と主要科目を覚える

この2つです。

この2つを覚えてしまえば「簿記(仕訳)がわからない」という悩みからはおさらばできます。

※絶対に暗記するべきポイントについては青文字で記載していきます。

①貸方借方を覚える

簿記は

  • 仕入 200円 / 現金 200円
  • 仕入 200円 / 普通預金 200円

のように、かならず左右(貸借)に科目と金額を記載します。

この左側を借方、右側を貸方と言います。

「なんで借方?」とか思っちゃだめです。ただただ素直に覚えましょう。

②科目の5分類と主要科目を覚える

「暗記はだめですよ」って言っている人でも「でもここは覚えてね」と言っているはず。

それくらい重要な暗記ポイントです。

1.資産

資産の特徴、イメージは以下の通りです。

  • 借方科目
  • 現預金
  • 近い将来に現預金に変わる、変えられる物
  • 1年以上使いそうな物(建物、車、パソコンなど)
  • あると嬉しい物

2.負債

負債の特徴、イメージは以下の通りです。

  • 貸方科目
  • 将来的に支払義務のある物(借入金、買掛金、未払金など)
  • あるとイヤな物

3.純資産

純資産の特徴は以下の通りです。

  • 貸方科目
  • 「資産ー負債」で計算される、会社の価値

あなたが「会社を買収しよう」と思ったら、いくらで買えばいいかが気になりますよね。例えば

  • 100万円の現金
  • 70万円の借金

がある会社なら、30万円で買えばとりあえずトントンですよね。イメージは↓の図のとおり。

この『資産と負債を並べておけば、会社の価値(会社の財政状態)が一目で分かって便利だよね図』【貸借対照表】と呼びます。

4.収益

収益の特徴は以下の通りです。

  • 借方科目
  • 各種収入(売上、受取利息、受取手数料など)
  • 「●●としてお金を受け取りました」の●●に入る部分

5.費用

費用の特徴は以下の通りです。

  • 借方科目
  • 各種出費(仕入、給与手当、支払手数料など
  • ●●費、●●損 という科目名は全て費用
  • 「●●としてお金を払いました」の●●に入る部分

こちらのイメージ図は以下の通り。

この『収益と費用並べておけば、差額が利益だから分かりやすよね(経営成績)図』【損益計算書】と呼びます。

この図で行くと左右のずれ部分、100万円が利益となりますね。

最強の勉強補助シート

簿記の勉強をするにあたって超重要な事は

  • 出て来た科目がこの5分類のどれなのか
  • その科目は貸借どちらの科目なのか

を常に意識する事です。

これを判別出来なければ、絶対に簿記は出来るようになりません。

そのため、下の科目一覧表を常に手元に置いて勉強する事をお勧めします。

コンビニで印刷して、簿記の勉強をする際には常に手元に置いておきましょう(クリックするとA4フルサイズのファイルに飛びます)

余白が多いのは

  • 新しい科目が出てきたら書き込む
  • 科目の意味がどうしても理解出来ない物について、補足を書き込む

ためです。どんどん書き込んで「自分だけの最強シート」を作っていってください。

超簡単に仕訳が切れる裏技

ここからは貸借と科目がわかった前提で話が進みます。不安な方は↑の補助シートに戻りつつ進めてみてください。

ここでの目的は「手っ取り早く基本の仕訳が出来るようになる事」です。

通常の書籍や勉強サイトでは「きちんと教える」事を目的としていますが、当記事でのスタンスは「基本の仕訳が出来るようになれば、そっから色々ついてくる」です。

少々荒業な、裏技的な教え方が出来るのはそのためです。

では、超簡単に仕訳を切る方法【現預金で受け取った(払った)事にする作戦】について説明していきます。

大まかな流れは

  1. まず貸借どちらかに「現預金」を入れる
  2. 貸借の逆側に「発生原因」を入れる
  3. 「現預金」を正しい科目に直す

です。詳細は続きをお読みください。

どんなに簿記が苦手でも「現預金(現金、普通預金、当座預金など)」くらい分かりますよね。分からないのであれば「現預金が増えたら左側、減ったら右側」とだけ覚えておいてください。

実際に過去問を解きながら、解説していきます。

過去問で検証、解説①

出張中の従業員から、当座預金口座へ65000円の振込があったが内容は不明である(2018/2 第一問.1)

これは簡単ですね。

  1. まず貸借どちらかに「現預金」を入れる
    預金が増えたので【借方:当座預金65000円】
  2. 貸借の逆側に「発生原因」を入れる
    相手科目は発生原因ですが、不明とのこと。【仮受金65000円】
  3. 「現預金」を正しい科目に直す
    【当座預金】は特別直す必要がないので、完了

【解答】

当座預金 65000 / 仮受金 65000

過去問で検証、解説②

銀座商店から商品100000円を仕入れ、43000円は手付金を充当し、残額は小切手で支払った(2018/2 第一問.2)

43000円の手付金仕入と、57000円の小切手仕入の2つの取引がありますね。2つに分けて考えましょう。

①43000円の手付金仕入

  1. 手付金とか言っていますが、現金で払った事にしちゃいます「現金43000円で仕入」なら【貸方:現金43000円】ですね
  2. 相手科目には「発生原因」なので【借方:仕入 43000円】です。
  3. この時点で仕訳は【仕入 43000 / 現金 43000】ですが、実際は現金払いじゃなく手付金、つまり先に払っていたお金『前払金』で払っていますね。【現金】を【前渡金】に直しましょう。

この部分の答え:仕入 43000 / 前払金 43000

②57000円の小切手仕入

  1. 「小切手=当座預金」ですが、気が付かなければ現金で払った事にしちゃいます。【貸方:現金57000円】ですね
  2. 相手科目には発生原因、【借方:仕入 57000円】です。
  3. 【現金】払いではなく、本当小切手払いです。【現金】を【当座預金】に訂正します

この部分の答え:仕入 57000 / 当座預金 57000円

③合算

実務上はこの2本の仕訳でOKなのですが、試験のうえでは合算しておきましょう。

仕入 43000 / 前払金 43000
仕入 57000 / 当座預金 57000

【解答】

仕入 100000 / 前払金   43000
/ 当座預金 57000

解ける問題、解けない問題

大半の問題はこの裏技で解く事が出来ますが、これで解けない問題も中にはあります。2018/2の問題1の過去問を2問解いてきましたが、残り3問は以下の通り。

3:給与3600000円について、社会保険342600円、所得税157500円を控除して、現金支給した

 

4:売掛金30000を小切手で回収した

 

5:約束手形438000円について銀行で割り引き、利息相当額を差し引かれて預金口座に入金された(年利率3%、日数80日)

3だけは裏技で解くのが少々難しいかもしれません。

4は余裕で、5については簿記というより算数ですね。利息額の計算が出来れば、仕訳自体は裏技で余裕です。

今回は「3のような問題を解くにはどのようにするのか、その他特殊な仕訳の対応方法は」というところまでは触れません。

需要がありそうであれば、その辺りについての記事も書いて行きたいと思っています。もしも少しでも参考になった部分があったり、追加の記事を望んで頂けるようでしたら、記事のシェア(記事の最下部にSNSのボタンがあります)や、応援のメッセージ等頂けますと幸いでございます。

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「時間と効率をお金で買う」という意味では、こちらも非常にお勧めです!

まとめ

いかがだったでしょうか。

不明点等ありましたら、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。「世界1分かりやすいとは言ったものの、ここが盲点だったか!」という気づきになりますし、しっかりと回答させて頂いたうえで当記事をどんどんブラッシュアップしていきたいと思っています。

簿記3級は数字が苦手であっても絶対に合格出来ます。

是非とも諦めずに挑戦してみてください!