雨の中100kmウォークを完歩したレポート(時間、時速、痛み、感想など)

10月15日から16日にかけて、100kmウォークに参加して来ました。

参考 公式サイト空知単坂100キロウォーク

夜から翌昼にかけての雨や、この時期の北海道らしい「最低気温14度、最高気温25度」という気温差でゴリゴリ体力は削られましたが、なんとか24時間半で完歩出来ました。

事前に「100kmウォークについてこんなに調べた人はいないだろう」というくらい調査と対策を行っていましたが、やっぱり参加してみないと分からない事もたくさんありました。

これから数回に分けて、100kmを歩ききるための

  • 事前準備
  • 装備
  • 当日の歩き方
  • 翌日以降のケア

などについて書いていこうと思います。

まず今回は、私が実際に歩いた体験談やタイム、時速についてお話したいと思います。

スタートから休憩ポイントの間に、作戦の失敗を思い知る

参加に至ったいきさつや前夜祭の様子は割愛します。

当日は朝7時にホテルを出て、7時半には会場入り。

受付を済ませて荷物を預けても1時間以上手待ち時間があります。

正直なところ

Fuji

これから24時間以上不眠で歩くんだし、出きるだけ寝てたかったし、無駄に外に身体さらしておきたくないんだけど…

という気持ち。

他の大会もこんなもんなんですかね?

8時半から9時まで、学生の頃の全校集会を思わせるような開会式。偉い人の話をダラダラ聞いた後、いよいよスタートです。

スタート時にはゼッケンのバーコード読み取りを行うのですが、読み取り機が2つしか準備されていませんでした。

1000人の参加者に大して2つって…

スタートの合図があってもなかなかスタートする事が出来ません。

これでも大規模な100kmウォークよりはマシなのでしょうが、もうちょっと何とかならないものか。

いざスタートしても、数キロは団子状態が続きます。

歩道の幅に対して人の数が多すぎるので、抜くこともペースアップも難しい。

しばらくは仲間内でダラダラ話しながら歩きます。

1~2時間も歩くと少しずつ人がまばらになって来るのですが、それでもすぐ前にも後ろにもたくさん人がいる状態。まだまだ皆元気で、それほど大きな差ではありません。

と、体力的には余裕なのですが、早くも最初の誤算にぶち当たります。

Fuji

背中が汗でびちゃびちゃだ…

通気性の良いウェアや背中部分がメッシュになったリュックで蒸れ対策をしていたのですが、私の汗っかき体質の前では無意味だったようです。

更には、夜に着ようと腰に巻いていたパーカーまでもがどんどん濡れて行き

Fuji

このままでは雨が降る前から体も持ち物もびちゃびちゃになっちゃう…

と危機感に煽られます。

そこで急遽、道中のツルハにてバッグを購入。

こんな感じの手持ちのバッグ。

「ボストンバッグ 折り畳み」の画像検索結果

1000円もしない簡易バッグですが、意外と良い感じ。

もともとかなり軽量化していたため、薄いバッグ1つ分の重量が加わってもさして問題はありません。

むしろドリンクやスマホなどをすぐに取り出せる分、利便性は向上したくらい。

結局このバッグで最後まで歩ききりました。

  • ドリンク購入
  • バッグ購入
  • 荷物整理

などに時間を取られ、一緒に歩いていたメンバーから大きく遅れを取ってしまいました。

装備は万全になったし、ここから巻き返そう!

と思ったのもつかの間。

 

頭が痛い。

 

まさかここで頭痛が来るとは。

100kmウォークの下準備や対策はかなりしてきたはずですが、頭痛はノーマークでした。

原因として思い当たるのは、風邪。

まだ15kmほどとはいえ、ここまで汗でかなり体を冷やしています。

しかもコンビニやツルハの冷房に当たったり、すぐに炎天下のもと歩いたりと、夏バテや夏風邪の発動条件を綺麗に満たしている…

ここからどんどん体力が削られていくのに、こんな前半で風邪はヤバイ。

Fuji

とりあえずは体に栄養を入れまくって、回復するのを祈ろう。

そんな思いで栄養補給をしていると、はたと頭痛が止まりました。

頭痛を止めてくれたのは塩レモン飴。

なんの事はない、汗を大量にかいてミネラル不足になっていただけでした。

ドリンクをきちんと接種するようにしていたのもあり「必要栄養素は確保している」と油断していました。ソルティライチのようなドリンクだけではダメなんですね。

その後も体が重くなったときにはレモン飴を2つずつ舐めるようにしていたところ、頭痛の症状は現れなくなりました。

そんなすったもんだがありつつも、なんとか休憩所に到着。

いくつか計算違いはありましたが、概ね順調です。

おにぎりとカップうどんとお茶を頂いて、束の間の安息の時間。

足のコンディションはそこそこ。

買い物で歩きすぎたときのような重みを感じはしますが、痛みはなし。

「この20km×5セット」なら余裕でしょうが、20km×5回でも50km×2セットでもなく「100km×1セット」なのが100kmウォーク。

気は抜けません。

30分ほど休みを取って、再び歩き始めます。

ちなみに私が当日舐めていた雨は

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↑これ。

飴の良し悪しなんて正直よく分かりませんが、私にとっては大正解な買い物でした。

スタート~休憩所

  • 区間距離:23.2km
  • 区間時間:4時間39分
  • 区間時速:5.0km/時
  • 合計距離:23.2km
  • 合計時間:4時間39分
  • 合計時速:5.0km/時
  • 休憩所での休憩:27分

※合計時間は「歩いていた時間」で、CPでの休憩時間を除いています。

第1CP、第2CPへは特に問題なく到着

休憩所から第一CP、第一CPから第二CPまでは特に波乱なし。

その日の気温やコンディション、疲労具合などにだいぶ順応出来てきて順調に歩けました。

各CPでマッサージを受けましたが、受けた方が良いかどうかは分かりませんね。

ボランティアスタッフが簡単なマニュアル通りに足を揉んだり擦ったりしてくれるのですが、大きな回復効果は見込めません。

それよりも自分で慣れたストレッチをきっちり行う方が効果的かも。

さて、この第2CPを抜けたところから第二の誤算と問題が勃発します。

休憩所~第1CP

  • 区間距離:9km
  • 区間時間:1時間36分
  • 区間時速:5.6km/時
  • 合計距離:32.2km
  • 合計時間:6時間15分
  • 合計時速:5.2km/時
  • 第1CPでの休憩:32分

第1CP~第2CP

  • 区間距離:9.5km
  • 区間時間:1時間39分
  • 区間時速:5.8km/時
  • 合計距離:41.7km
  • 合計時間:7時間54分
  • 合計時速:5.3km/時
  • 第2CPでの休憩:31分

早すぎる雨の中、第3CPへ

第2CPを出てすぐの18時半頃、雨が降り始めました。

天気予報では深夜~翌日にかけて雨が降るという予報だったのに、まさかのこの時間からの雨。これは想定外。

道中でカッパを着込んで歩き始めます。

第二の誤算がここにありました。

 

カッパめっちゃ蒸れる!!

 

通気性のない上着でずっと歩き続けているので、めちゃくちゃ汗をかきます。

サウナスーツでジョギングしている感じ。

雨には濡れませんが、汗でびちゃびちゃ。

しかも夜で気温も下がりつつあり、タイミングとしては最悪です。

しかし対策のしようもないので諦めの境地で歩き続けます。

 

多くの人はおにぎりや軽食を摂るだけで歩き続けていたようですが

Fuji

ここから更に12時間以上を歩ききるにはちょっと心もとないな…

と判断し、ローソンのイートインにてお弁当と温かいお茶を摂取。

ここでのエネルギー補給は非常に大きかったと思います。

タイムロスにはなりますが、体力に自信がなかったり疲れていたりする場合には、コンビニイートインを強くおすすめします!

ローソンを出てすぐ第3CPへ到着。

この頃にはもうすっかり真っ暗で、ライトが必須な状態でした。

第2CP~第3CP

  • 第3CP到着時間:20時06分
  • 第3CP出発時間:20時38分
  • 区間距離:8km
  • 区間時間:1時間37分
  • 区間時速:4.9km/時
  • 合計距離:49.7km
  • 合計時間:9時間31分
  • 合計時速:5.2km/時
  • 第3CPでの休憩:32分

今回一番の失敗、第4CPへの道のり

私の100kmウォークの中で、最も反省するべきなのがこの区間。

端的に言うとオーバーペースです。

ランナーズ(ウォーカーズ?)ハイになったのか、つい先ほどコンビニでしっかりとご飯を食べたのが効いたのか、非常に調子が上がってきました。

ここまで50km以上を歩いて来ているのにも関わらず、時速5.8kmと最速のペース。

この区間自体はよかったのですが

  • 第6CP以降の足の痛み
  • 1週間経っても抜けない、足の違和感

は、この区間で蓄積したダメージのせいだと思っています。

Fuji

「夜間はきつくてペースが落ちる」なんて体験談が多かったけど、余裕じゃん!ごぼう抜きだぜ!

と調子に乗っていた自分を呪います。

 

雨足はどんどん強くなり、第4CPでは休憩所と食事処(豚汁がふるまわれていました)が別の建物だったのですが、その間を移動するのもおっくうなくらいでした。

野外に設置された仮設トイレの順番待ちも、雨に濡れながら。

夜中で雨も強くてと、今回の100kmウォークで一番過酷な時間帯でした。

この雨のピーク時、テンションが高い状態出歩けたのはラッキーだったのかもしれません。

第3CP~第4CP

  • 第4CP到着時間:22時18分
  • 第4CP出発時間:22時55分
  • 区間距離:9.6km
  • 区間時間:1時間40分
  • 区間時速:5.8km/時
  • 合計距離:59.3km
  • 合計時間:11時間11分
  • 合計時速:5.3km/時
  • 第4CPでの休憩:37分

深夜の森を歩き、第5CPへ

第4CPでマッサージを受けたりして、悪い意味でインターバルを挟んでしまったかもしれません。

足は固まり、歩くスピードも一気にダウンします。

深夜かつ森(山)の中という事で、景色の変化も何もなくひたすら無心で歩き続けました。

 

なお、第5CPでの休憩は下にある通り23分。今回の100kmウォークで最短です。

「休んでもどうせ楽にならない」という事が分かりきっていたので、マッサージも受けず栄養補給だけして出発しました。

第4CP~第5CP

  • 第5CP到着時間:01時14分
  • 第5CP出発時間:01時37分
  • 区間距離:10.5km
  • 区間時間:2時間19分
  • 区間時速:4.5km/時
  • 合計距離:69.8km
  • 合計時間:13時間30分
  • 合計時速:5.2km/時
  • 第5CPでの休憩:23分

距離が短くて楽は嘘。第六CPへ

多くの100kmウォークで

  • 最終CP→距離長め(約13km)
  • その前の区間→距離短め(約7km)

のような設定になっているようで「7km余裕!嬉しい!」と書かれているのよく見ます。

誤解しないでください。

 

全くもって余裕でも楽でもありません!!!

 

調子が良い時ですら7km歩くのに1時間以上はかかるんです。

ボロボロな体では1時間半はかかるでしょう。私は1時間36分かかっています。

「この区間は短いはず、もう少しなはず」と自分を励ましながら歩くも全然ゴールにたどり着かない。

その絶望はなかなかの物です。

繰り返しますが、終盤に楽な区間なんてありません!!

7kmって、結構な距離ですよ?

第5CP~第6CP

  • 第6CP到着時間:03時13分
  • 第6CP出発時間:03時43分
  • 区間距離:7.8km
  • 区間時間:1時間36分
  • 区間時速:4.9km/時
  • 合計距離:77.6km
  • 合計時間:15時間6分
  • 合計時速:5.1km/時
  • 第6CPでの休憩:30分

地獄の始まり、第7CPへの歩み

77km地点の第6CPを出たところで、足首に小さな違和感を感じました。

サポーターか靴紐か何かが足首に当たっている感じ。

足首を振っても違和感は消えず。

道端で靴を脱ぎ、靴下から全部履き直して靴紐を結び直しても変わらず。

そこまでしてようやく「足首を痛めたんだ」という事に気が付きました。

ぶつけた訳でもなんでもないのに、骨のあたりに感じるこの痛み。

恐らくは疲労骨折的な何かです。(結局レントゲンも何も撮らなかったので、真相は不明ですが)

「残り四分の一、25kmだ」と自分を奮い立たせようとするも「え…まだ四分の一もあるの?25kmって相当距離あるじゃん…」と逆効果。

痛みはどんどん増していき、止まっていても、触らなくてもジンジンと痛む状態にまでなりました。

「自分の限界を見極めるため、痛み止めは飲まない。痛み止めを飲んで無理をしてしまう方が怖い(キリッ」

と言っていましたが、結局のところ足を痛めて1週間以上治らないくらいのダメージを負うくらいには無理をした結果となりました。

どのみち無理をするのなら、痛み止め飲んでおいても良かったのかな?とも少しだけ思います。

時速を4.4kmまで落としつつも、なんとか最終第7CPへ到着です。

第6CP~第7CP

  • 区間距離:9.3km
  • 区間時間:2時間7分
  • 区間時速:4.4km/時
  • 合計距離:86.9km
  • 合計時間:17時間13分
  • 合計時速:5.0km/時
  • 第7CPでの休憩:40分

実は一番心が折れかけるゴール前

上に書いた通り、第7CPでは40分の休憩を取りました。

休憩を取ったというよりも、動き出せなかったと言った方が正しいかもしれません。

 

「100kmのうち87km来たなら、もう歩ききれるじゃん!」

と思っているアナタ。

甘いです。

100kmウォークを歩く中で私が唯一リタイアを考えたのが、この最終第7CPです。

Fuji

このボロボロの体で、しかも雨の中、あと3時間か4時間歩くのか

と思ったとき、心が折れかけました。

ただの「13km」じゃないんです。「87km~100km区間の13km」なんです。

「10kmがどれだけ長いか、厳しいか」というのをこの20時間で散々叩き込まれて来ているんです。短かったはずの第5CP~第6CP、第6CP~第7CPですらあれだけ辛かったんです。

更にコンディションが悪化しているのに、さっきよりも長い距離を歩かなければならないんです。

 

この感覚は100kmを歩いた人にしか分からないかと思います。

 

最終的にはなんやかんや意地とプライドで歩ききったのですが、本当にこの区間が一番きつかった。

100メートルが恐ろしく長く、歩いては休み歩いては休みを繰り返しながらゆっくり歩き続けました。

大好きな音楽を聞くことすらうっとうしく、ただただ「この一歩を前に出す」という事だけに意識を集中していました。

 

ひたすら「一歩」を積み重ね、9時34分、なんとかゴールする事ができました。

 

第7CP~ゴール

  • 区間距離:13.1km
  • 区間時間:3時間4分
  • 区間時速:4.3km/時
  • 合計距離:100.0km
  • 合計時間:20時間17分
  • 合計時速:4.9km/時

【後日談】二週間の筋肉痛(?)生活

ゴールすると、ゴール地点の温泉施設にて体を休める事ができます。

が、足がバキバキでまともに歩く事すらままなりません。

やっとの思いで脱衣所についても、服を脱ぐのも一苦労。

なんとか洗い場にたどり着くも、腰を下ろすのにまた苦戦。

湯船に入るのも手すりづたい、ようやく入れると思ったら日焼けがしみる。

などと、休むことすらままなりません。

一週間ほどは

  • ひざを伸ばすと激痛
  • しゃがむと激痛
  • というか痛いし固いししゃがめない
  • 10分立っているのが辛い
  • むくみと腫れがひかない

といった感じの日々が続きました。

まさに要介護生活。

2週間目になると全体的にだいぶ良くなりましたが、違和感や痛みは未だ抜けきりません。

まとめと感想と関連記事

総評としては「ペース配分と装備、休憩時間にかなり改善の余地あり。でも頑張った方じゃない?」という感じ。

それと同時に「次やったら絶対もっと上手にやれる」というのも強く感じました。その「こうしたら絶対良くなったはず!」というのを伝えたく、こうやって記事を書いています。

この後も私の実体験に基づく「100kmウォークの攻略法」をお伝えしていきたいと思いますので、是非ともご活用ください!

100kmウォーク記事まとめ

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