ブラック会社に8年勤めてみたシリーズ①入社、新人編~募集要項ってなんの事?~

ざっくりこの記事の内容は
①募集要項と就業時間が違った
②会社が助成金を貰うためだけの「試用期間」だった
③募集要項と実際の賃金が違った

 

このシリーズでは「私Fujiがブラック企業へ入社し、8年後に転職するまで」を包み隠さずお伝えします。

私が勤めていたのは、ちょっと変わった「処遇は割と良いブラック企業」です。

「処遇が良い時点でブラックでもなんでもないじゃないか」と思われるかもしれませんが、このシリーズを読んでいただければ「ああ、世の中色んなタイプのブラック企業があるんだな…」と思って頂けるはずです。

各記事の最後には、そんなブラック企業にあたらない為の注意点も書いています。私たちの二の舞を踏まぬよう、是非そこまで読んでいただけると幸いです。

入社までは案外普通

20代半ばの当時、私は初めての就職活動に悪戦苦闘していました。

Fuji
資格や趣味での課外活動、アルバイトの経験、社交性。これくらいを持っていれば、就職なんて何のその。

 

なんて甘く考えていたのですが、その自信は少しずつ崩され始めていました。

まず書類選考に通らない。通っても二次面接に通らない。

(今思えば「経験者優遇」な即戦力を求めているような会社に、フレッシュさだけで向かっていくというのが土台厳しい話だったのですが)

そんな中、いつも通りにハローワークを通して1通の求人を見つけます

  • 勤務時間:9時~17時
  • 残業時間:月平均20時間
  • 年間休日:120日以上
  • 社会保険完備
  • 賃金:18万円~(経験に応ず)
  • 試用期間:3ヶ月

探していた条件にはどんぴしゃり。

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる精神だった私は即応募。今までの苦戦が嘘のように、とんとん拍子で面接までこぎつけます。

面接当日は

  1. 簡単な筆記
  2. 職員面接
  3. 副社長面接
  4. 社長面接

の四段階。後から知ったのですが、筆記は本当に最低限の常識や知識があるかを判定するだけ。そしてほとんどは職員面接で採用不採用が決まるとの事でした。

面接では、ごくごくノーマルなやりとりがあったうえで、各種条件について再度説明を受けました。

 

後に、面接で説明された(ハローワークにも記載されていた)その条件のほとんどがひっくり返る事になるのですが、その時の私には知る由もありません…

入社後の研修と、3ヶ月目の試用期間最後の日

入社して3日目に先輩から

明日から朝、研修に出てもらうから7時半までに会社に来てね

 

と言われます。

Fuji
やっぱり最初だし、しばらくは勉強なんだな。まあ、そんなもんだよね

 

そう思いながら翌朝7時半に会社に行くと、社長以下全員が会議室に集まっています。カンがよければここですぐ気が付いたのかもしれませんが、私はただ

Fuji
今日は全員参加なんだ

 

としか思っていませんでした。

その1時間半は、業務関連書籍の読み合わせ。翌日も、翌々日もそれは続きます。

1週間程で1冊の書籍を読み切り、社長が「じゃあ次は研修のビデオ見るから」と言った辺りで嫌な予感が確信に変わり始めます。

Fuji
これ、いつ終わるの?え、もしかして…

 

そう。これは私が勤めていた8年間、毎日続きました。

営業職でもないのに営業のロールプレイングをさせられ、全員から駄目出しをくらい、翌日やり直しをさせられる。そんな地獄の1時間半が1週間以上続いた事もありました。

1時間半、社長がただただ怒鳴り続ける、そんな日もありました。そこで「この勉強時間は、自主的に学んでいる物だし、何の仕事もしていないんだから当然就業時間じゃない!むしろ学ばせて貰ってるんだぞ!」と言っていたのを8年経った今でも覚えています。

あくまで「自主的な勉強時間」だから募集要項や契約はあくまで9時~17時で、就業時間には含まれない、との事でした。

 

そして入社から3ヶ月。いい加減に朝の「自主的な」勉強会にも諦めがついてきた頃、正採用への切り替えのタイミングです。

誰からどんな形で正採用が言い渡されるのか、それとも不採用なんて事があり得るのか。

様々な思いを抱いていたのですが、待てども待てども何の話もありません。

4ヶ月経過時点で「さすがに、本採用って事かな」と思いつつも、役員に「正採用ってどうなるんですかね」と聞くと

「ああ、試用期間とか形だけだから」

と言われて終わり。

後から知った事ではありますが、当時3ヶ月の試用⇒正採用とすると助成金が出ていたので、その体裁を整えていただけでした。

両親に「採用になったけど、最初は試用期間なんだ。ちゃんと正採用になるように頑張るね!」なんて意気込んでいたのは何だったのか。本採用になったのに、なんだか凄く切ない気持ちになりました。

賃金だって思いのまま

給与以外の条件がことごとく覆された私の例ですが、後輩においては給与面についても条件が守られていませんでした。

私の入社から数年後、人員不足から募集賃金が「20万円~」に改定されました。

そしてその条件で20代後半の2人の新人(未経験者)を雇い入れます。

ちなみにその時は「未経験者の方が変な先入観とかがないからいいんだ!」という社長の方針で、未経験者を採っています。

未経験者を寄せ付けるために「研修制度完備」と求人で謳うのも忘れません。(研修制度と言う名の「関連法規のテキスト渡すから読んどけや」という放置プレイ)

 

そんな条件のもと採用された新人の試用期間3ヶ月の賃金は15万円。そして3ヶ月後の正採用時の賃金は

 

16万円!!!!

 

その理由は、社長や役員が「思ったより使えないね」と思ったから。

未経験で業界入りして、なんとしても踏ん張るほかない20代後半の新人です。当たり前ですが3ヶ月で会社の戦力になれるはずもなく、全てを受け入れるしかありませんでした。

まとめと対策

いかがだったでしょうか。

今回の中で割と起こりうるのが「就業時間と拘束時間が全然違う」という部分ですね。

これについては新人は朝何時くらいに来て、中堅やベテランは夜何時くらいに帰っているか」を面接で聞く事で多少は回避出来ます。

聞き方としては

前の会社は、新人は朝1時間半前に来なきゃいけなくてとても大変だったんですよね…

朝の掃除とかあると思うんですけど、だいたい新人さんは何時くらいに来てらっしゃるんですか?

 

なんて形だとマイルドです。

「募集要項の賃金と実賃金が違う」という点については、次回以降に紹介します。賃金についてのひどさは、実際これどころじゃないんですよね…

就活のススメ

私が転職する事が出来たのは転職エージェントからの「ブラック企業を抜け出すための就活と下準備」のアドバイスでした。

今、辞めるのでなくても「辞めるという道を準備しておく」だけで気持ちはぐっと楽になります。今の職場で働く事に疑問を持っているのであれば、エージェントを付けておく事で、この先の生き方のヒントが見つかるかもしれません。

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