【簿記3級講座3】仕訳の基礎の基礎の基礎。ここが分かれば簿記3級の仕訳の理解はぐっと早まる!

ここからが簿記のメインパート「仕訳」となります。

決算書を作り上げるためには、家計簿と同様に毎日のお金の流れを帳簿付けする必要があります。

Fuji

「帳簿に取引を記入する事」を「仕訳を切る」と言います

家計簿であれば一覧表やカレンダーに

  • 使ったお金
  • 使った内容

なんかを書いていけば良いだけですが、会社の帳簿付けはもうちょっと複雑です。

今回は、仕訳の基礎の基礎について学んでいきましょう。

今回使う「勘定科目」

まず、今回使う勘定科目について紹介します。

勘定科目とは
家計簿で言う「食費」「交際費」のような費目のこと。簿記には科目にも一定のルールがあります

今回出てくる3つの勘定科目は以下の通り。

  • 売上(収益)
  • 仕入(費用)
  • 現金(資産)

それぞれの科目の内容は言葉のままなので、説明は割愛します。(今後の単元でもう少し詳しくやっていきます)

「資産、負債、純資産、収益、費用の5項目のうち、どれに当てはまるのか」がめちゃくちゃ大事なので、必ずチェックしておいてください。

Fuji

思い出せない方は前回の記事で復習を!
【簿記3級講座2】貸借対照表と損益計算書を1番分かりやすく解説するとこうなります!

実際の仕訳

では実際の仕訳の方法について、解説していきます。

  • 1月1日:30,000円の洋服を現金で仕入れた
  • 1月2日:上記洋服を70,000円で販売した

まずは、この2つの取引を仕訳に起こしていきます。

いきなり答えからいっちゃいましょう。

この2つの取引は、以下のように仕訳します。

日付 借方 金額 貸方 金額
1/1 仕入 30,000円 現金 30,000円

 

日付 借方 金額 貸方 金額
1/2 現金 70,000円 売上 70,000円

なんとなーく

Lady

左右に科目を書くのね。あたり前だけど左右の金額は同じね。

くらいに思って頂ければOKです。

では、詳しく見ていきましょう。

借方と貸方に科目が入る

簿記のルールで最も特徴的なのが「2つの科目を使う」という点。

「70,000円の洋服を現金で仕入れた」という取引であれば

  • 70,000円の仕入を行った
  • その結果70,000円現金が減った

という2側面を記録します。

70,000円仕入れて70,000円払うので、貸借の数字は基本的に一致します。

つまり、一番問題になるのは「どっちにどんな科目を入れるのか」という点。

ここで前回学習した「貸借対照表」と「損益計算書」が大活躍します。

これらの表が表している通り

  • 資産 :借方
  • 負債 :貸方
  • 純資産:貸方
  • 費用 :借方
  • 収益 :貸方

がホームポジションとなります。

例えば、現金という「資産」が増えれば、借方に書く事になります。

逆に、現金という「資産」が減った場合には、貸方に書く事となります。

例題で確かめてみよう!

上のルール踏まえて、最初の問題を見てみましょう。

  • 1月1日:30,000円の洋服を現金で仕入れた

Fuji

現金は増えていますか?減っていますか?

Lady

仕入たから、減ってる!つまり貸方に現金が入るのね!
日付 借方 金額 貸方 金額
1/1 現金 30,000円

ここまで出来たら「現金が増減した理由」を反対側に書きます。

Fuji

今回は「仕入れをした」から現金が減ったから、相手勘定は「仕入」ね!
日付 借方 金額 貸方 金額
1/1 仕入 70,000円 現金 70,000円

Fuji

これで完成です。では、売上の方も見てみましょう!
  • 1月2日:上記洋服を70,000円で販売した

「売上」という事は現金が増えています。

現金が借方ですね。

日付 借方 金額 貸方 金額
1/2 現金 70,000円

現金が増えた理由は「売上」を上げたからです。

反対側に「売上」を入れましょう。

日付 借方 金額 貸方 金額
1/2 現金 70,000円 売上 70,000円

いかがでしょう。

結構簡単ですよね。

気が付いた方もいるかもしれませんが、ちゃんと

  • 仕入(費用)は貸方に
  • 売上(収益)は借方に

来ています。

うまい事出来てるもんです。

今後様々な種類の仕訳を勉強してきますが、まずは基本中の基本である「現金勘定」が出てくる場合の仕訳をマスターしてください!

今日のまとめ、練習問題、前回次回

今日のまとめ

  • 現金は「資産」だから増えたら借方、減ったら貸方
  • 相手科目には「現金が増減した理由」を書く

練習問題

問:次の取引を仕訳に起こしなさい。使う科目は「現金、売上、仕入、売掛金、旅費交通費」とする。

  1. 2月1日 1000円の商品を仕入して現金で払った
  2. 2月3日 売掛金(後払いになっていた売上金)2000円を現金で回収した
  3. 2月5日 出張でJR代1500円を現金で支払った
  4. 2月9日 3000円の商品を売った。なお、代金は翌月払いである

答えと解説

  1. 2/1 仕入   1000 / 現金  1000
  2. 2/3 現金   2000 / 売掛金 2000
  3. 2/5 旅費交通費1500 / 現金  1500
  4. 2/9 売掛金  3000 / 売上  3000

2と4は難しかったかもしれませんね。特に4は思いっきり予習の範囲です。

4についてですが、現金で貰ったなら「現金 3000 / 売上 3000」でOKです。

でも今回は現金を貰っていません。

「現金」ではなく「現金を来月受け取る権利(資産)」を受け取っています。

そこで「現金 3000 / 売上 3000」の「現金」を「売掛金」に変更する、という事です。

詳しくは次回以降、解説していきます。

Fuji

今回は1と3が出来ていればOKです!

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