【東大王の作り方】伊沢君が紹介した太宰治が無料で読める!「駆け込み訴え」以外のオススメ小説はこれ!

太宰治

7月からスタートした東大王の新コーナー「東大王の作り方」

7月22日のテーマは「中学生におすすめしたい入門小説」

そこで伊沢君は

伊沢君
太宰治は実は読みやすい。

 

と語りました。

今回はそんな太宰治の「駆け込み訴え」と、太宰治の小説で読みやすい物を3つ紹介していきます。

「駆け込み訴え」よりも簡単で面白い小説もたくさんあります。

簡単って言うから手には取ってみたけど、これが簡単なの…?

 

と打ちひしがれた方も、是非ご覧ください。

伊沢君が紹介した「駆け込み訴え」はちょっとレベル高め

というより太宰治自体がレベル高めかも…

 

いや、確かに「文学作品」にあってはだいぶ読みやすい方なのかとは思います。

しかし、普段読んでいるのがまとめサイトであったりケータイ小説であったり、ライトノベルだったりするような人にとっては、あまりの異文化っぷりにびっくりしてしまう事でしょう。

旧字新字の入り混じりであったり、いわゆる「文学的表現」の部分であったり、初めて読んだ時には「なに言ってるの…」となること請け合いです。

しかもこの「駆け込み訴え」の面白さ、奥深さは「楽しい、ワクワクする、爽快感や疾走感」というものとは違います。

「登場人物の心理描写や、作品を通してのテーマ」といったところに重きを置いた作品であり「小説を楽しもう」という気持ちで入ると挫折します。※「人間失格」も同様の理由でお勧めしません。

駆け込み訴え

本当に小説慣れしていないなら「走れメロス」からスタートしよう

そこでオススメしたいのは、国語の教科書でもおなじみ、走れメロス。

文学作品の独特の雰囲気に慣れるためには、出来るだけ簡単な作品から読み始める必要があります。

特に、作品自体のテーマが重たいと「文章は読めるし一文一文の日本語は理解出来るけど、何の話をしてるのかさっぱり分からない!」となりがちです。

と言うか私自身が中学生の時に人間失格を読んでそうなりました。

人間失格を初めて読んだ当時の感想は

「マジ、意味わかんねえ!!!」

でした。

話が分からないと表現の美しさを感じる余裕も出てきません。ちょっと遠回しな表現が出て来ると「これ、いきなり何の話をしているの」と本当に混乱します。

そのため

  • なんとなく知っている話
  • テーマが重たくなくて、分かりやすい話
  • 単純に「面白い」娯楽読書的な話

を読むのが1番です。

そのため「走れメロス」のような「話をちょと知っている」「内容がシンプルで分かりやすい」作品はオススメです。

善悪が割とはっきりしているのも、読みやすい理由の1つかもしれませんね。

漫画で話を理解したうえで実際の原作に戻るというのも、作品理解には効果的です。遠回りに見えるかもしれませんが、読書の力を付けていくためには「分からなくても読みまくる」よりも「きちんと理解しながらゆっくり読む」方が効果的です。

自分が理解できる話や自分が理解できる方法から一歩ずつ進めていきましょう。

ちなみに、原作の小説は↓の「青空文庫」から無料で読む事が出来ます。

青空文庫には全文が載っていますが、普通の小説は紙の本を何日もかけてゆっくり読み切るものです。

無理してたくさん読み進めないで、じっくりと時間をかけて読んでみてさいね。

走れメロス

とっつきやすいのは「お伽草紙」

上記走れメロス以上に身近な題材を使った作品、お伽草子。

名前から連想される通りおとぎ話を話のベースにした作品で、太宰独特の視点でおとぎ話を解釈したり、物語を派生させたりしており、皮肉とユーモアたっぷりで紡がれています。

逆に、おとぎ話そのものを知らなかったり忘れていると話が理解出来ないので、事前に復習しておくとより理解が深まるかと思います。

  1. 瘤(こぶ)取り
  2. 浦島さん
  3. カチカチ山
  4. 舌切り雀

の4話があるので、よく知っているおとぎ話があれば読んでみてはいかがでしょうか。

お伽草紙

今読んでも新鮮な構造で魅せてくれる「ろまん灯篭」

本もネットも、昔とは比べ物にならないくらい溢れかえっている現代。

推理小説なんかは「もう全てのトリックは使いきってしまった。どんな目新しいトリックも過去に誰かが使っていて、その焼きまわしに過ぎない」と言われてしまう程です。

そんな現代であっても、未だに新鮮な気持ちで読める1冊「ろまん灯篭」

ざっくりと紹介すると「5人の兄弟が、順番に小説を書いて次の人へ引き継ぐというリレーを通して、1冊の小説を完成させる」という物語。

文学が好きな兄弟がそれぞれどのように作品と向き合うのか、どのような作品を紡ぐのか。

今読んでも「こんな小説があったのか!」と驚きと感動を与えてくれます。

また、太宰作品の中では「暗さ」「重さ」を感じさせない1冊で、それよりも、人間味や優しさ、ユーモアが散りばめられた素敵な作品。

他の太宰作品が苦手だったとしても、一度読んでみる価値アリです。

ろまん灯篭

ゆっくり慣れていきましょう

いかがでしたでしょうか。

正直、どれだけ「読みやすい、とっつきやすい」と言っても、ライトノベルよりは相当難しいと思います。

しかし、心理描写や背景描写の濃さや、その作家の色を感じられるようになって来ると、途端に非常に味わいぶかい物となっていきます。

楽しむまでのハードルは高いですが、そのハードルを越えた先には様々な作品が待っています。

しかも、受験や国語の小説文のレベルをぐっと引き上げる効果や、受験の際に「好きな小説、作家」を言えるのは面接等でも非常に役立ちます。

簡単なところから、是非チャレンジしてみてください。

また「東大王の作り方」の裏話を↓の記事に書いていますので、興味があればこちらも読んでみて頂ければ幸いです!

東大王の作り方鶴崎

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