鎮静剤で寝ながら胃カメラを飲んで来ました

健康診断があり、鎮静剤を使って胃カメラを飲んできました。

胃カメラ自体は2回目だったのですが、1回目は局所麻酔で受けていたので、鎮静剤は初体験。

実際痛いの?痛くないの?起きた後の感覚は?

私の身体に起こった事、全部教えます!

31歳の秋、嬉し恥ずかし初体験

ある日会社で1枚の紙が回ってきました。

その内容は、健康診断の希望日と、胃カメラを局所全身どちらの麻酔で受けるかを集計するという物。日程はいいとして、胃カメラを局所麻酔で受けるべきか、全身麻酔で受けるべきか。

数年前の健康診断では麻酔についての選択肢はなく、強制的に局所麻酔でした。その時、涙とよだれを垂れ流しながら悲痛な時間を過ごしたのを思い出し、全身麻酔を選択する事にしました。

「今回は全身麻酔だから楽勝なんだ」

そんな自慢なのかよく分からない自慢話をしていたところに、友人のこんな一言。

「全身麻酔、めちゃくちゃ痛かったけど」

え、と思う間に話は続きます。

「薬を流す関係で手の甲に注射をしたんだけど、これが痛い」

「薬が血管を伝うのが分かって、これがまた痛い」

「熱い物が喉元を通る感覚。それを数倍熱くしたうえ痛くした感じ」

「それが肘くらいまで来たところでやっと感覚がなくなった」

 

・・・怖すぎる。

手術中はぐっすりでも、それまでが超痛いなんて聞いてない。そんなの知らない。

でも、麻酔って注射と呼気とがあるはず。呼気ならそんな事はないはず!と思って病院に問い合わせをするも、注射以外は扱っていないとのお答え。

大きな不安を感じ、局所麻酔に切り替えようかとも思いましたが、辛い時間は麻酔の方が短いだろうとの判断で全員麻酔の選択は変えないまま当日を迎えました。

普通の点滴からスタート

まずはじっくり下準備

いよいよ健康診断当日。一通りの項目をこなし、最後に胃カメラという順番です。

準備として点滴室にて生理食塩水(体液に近い水)を点滴をしながら椅子で待機です。点滴の針は、採血の針より太いとの事で少し痛かったですが、別にこれは麻酔がどうのって話ではないですね。術中の水分不足や血圧低下を防ぐためらしいです。

数分後に名前を呼ばれ、点滴したまま別室へ。

まずは座って喉の麻酔です。

ジェル状の麻酔薬を喉に貯めて数分待ちます。このジェルが触れている部分の感覚がなくなる、といった物なのでうがいをする時のようになるべく喉の奥に触れ続けるようにしながら、ただただ待ちます。

どんどん喉の感覚がなくなるので、結構飲み込んでしまった気もします。胃カメラ自体より、これが苦手という人もいますが、私自身は特に苦手意識はなかったです。確かに、ちょっと苦しかったりはしましたが、トラウマになるようなレベルではありません。

ここで、全身麻酔について説明を受けます。書面でも確認書を書かされていたのですが、麻酔が切れてもしばらくはふわふわした感じになるので、車の運転は避ける事やバリバリ仕事をするのはちょっときついかもしれない、との事。

そして麻酔があまり効かない人がいるとの衝撃の発言。

直前に来て、不安要素をぶちこんで来ました。

一瞬でぐっすりで、本当に記憶も何もない人もいれば、本当に麻酔入れてるの?ってくらい効かない人もいる、らしいです。また、麻酔の量は体重により決められており、やたらめったらに追加できる物ではないとの事。

健康診断だから麻酔が弱めなのかもしれません。普通にお腹を開けるよな手術で、あまり効きませんでしたでは洒落にならないですから。

喉の麻酔が終わったら、隣室へ。

心中お察しください

胃カメラ用のベッドに身体の左側を下にして横になります。横になったまま、看護師さんの手でマウスピースを口に嵌められます。口を大きめに「お」の形に開けた形で固定されます。

「鼻呼吸してくださいね」「リラックスしてくださいね」とは言われますが、既に少し息苦しくて、リラックス出来る状態ではありません。

その横で別の看護師さんがドクターに「●●の薬●●グラム入ります」と声出し確認をし、「じゃあ薬入りますからねー」と私にも声をかけてきました。

その時の心情としては「いやいや、こんなちょっと苦しいような状態でリラックスも出来てなくて、さっき効かない人もいるなんて言われて結構麻酔に疑心暗鬼になっている中で本当に大丈夫なの?!これからめっちゃ痛いの入ってくるの?!」といった感じ。

そんな中、点滴に薬が入れられます。

術後

完全に堕ちてました

次の記憶は、休憩用のベッドに寝かされる瞬間でした。その瞬間もかなりふわふわした感じ。特に血管が熱くなる感覚もなく、眠くなる感覚もなく。先ほどの「本当に大丈夫なの?!」の次の記憶がない状態です。

お酒で記憶をなくすような失敗もした事がないので、記憶を飛ばすというのはかなり新鮮な感覚。決して嬉しい物、気持ちいい物ではないですね。

休憩用ベッドに寝かされる時になんとなーく「あー、ベッドの足元に色々あるなー。これは寝たきりの人が使うようのテーブルかなー。」と感じた記憶はあるのですが、それも束の間。

きちんと意識が戻ったのは休憩用ベッドで目覚めた時でした。

「じゃあ受付で終了の手続きしてください」と言われて立ち上がるも、若干身体が浮いたような感覚で足取りはややおぼついていなかったかもしれません。いつもの調子に戻ったのは、その1~2時間後でした。

私の後に胃カメラだった同僚の話によると、胃カメラの検査が終わった後、車椅子でベッドまで運ばれていたとの事です。また、寝かされる時に「いいくらいの時間で起こしてくれるんですよね」等と、看護師さんと話をしていたらしいですが、それは全く記憶にありません。その後の仕事のスケジュールの心配でもしていたのでしょうか。社畜精神が麻酔に勝った瞬間だったのかもしれません。

ちなみに、翌日朝起きると喉がヒリヒリしました。どうやら胃カメラで喉を傷めたようです。局所麻酔組からの情報では「めちゃめちゃ下手なドクターで、死ぬほど辛かった」らしいです。全身麻酔で良かった・・・

同僚の感想

実は、全身麻酔があまり効かなかった人もいました。

彼の話によると、薬を入れられても全然効かず、普通に胃カメラの検査を受けているのと全く同じ状況だったようです。

事前に喉の麻酔はしているので、通常より特別に痛いという訳ではないのですが、通常通り痛く苦しいのは変わらず、といった感じ。

終わりですよーとなった所あたりから意識がないようで、初めての胃カメラと全身麻酔によっぽど神経が張り詰めていたという事なのかもしれません。術後にバッチリ効かれても困りますよね。

更に彼の後に胃カメラを受けた同僚の証言によると「やたら満面の笑顔で車椅子で運ばれてきた」らしいです。終わった事に安心していたのか何なのか。

私の記憶にない看護師さんとのやりとりといい、色んな意味で全身麻酔は恐ろしい。

まとめ

身もふたもない結論ですが、結果は人(体質等)による!です。

私のように普通に効く人もいれば、同僚のように術中は全然効かない人もいる、という事です。友人のように、手の甲から針を入れらる事もなかったですし、麻酔自体に痛みはありませんでした。(これは体質なのか、術式次第なのかは分かりませんが)

個人的には、胃カメラで麻酔を選べるなら次も全身麻酔を選びたいと思っています。

ただ、一瞬で意識を飛ばす程の薬が人体にとっていい物な訳はないと思います。1度の全身麻酔で数年単位で寿命が縮む、なんて噂もあったりするようです。医学の知識もないですし、全身麻酔について調べている中でふと目にしたネットの記事でしかないので、真実なのかどうかは分かりませんが。

出来うる限りはお世話にならないに越したことはないのかもしれないですね。